落語とJazzの共通点とその魅力
この記事は、 Everyone Outputer Advent Calender 2018 2日目のものです。
今回は「アウトプットが自由」であることと「多様性」をキーワードに"落語とJazz"について語っていきます!
「アウトプットのハードルを下げる」というコミュニティの方針のため主催メンバーから率先して趣味ネタを投稿しようと思います。
1日目の@a_w_a_n_aさんが野球ネタ予定だったのにいつの間にか変更されていて趣味ネタ投稿の先陣となったのは秘密
1.はじめに
自分が趣味で聞いている「落語」と「Jazz」、どちらも敷居が高い印象を持たれがちで、中々好きだという方に出会えたことがありません。
なので、今回はアドベントカレンダーという 落語とJazzの布教 アウトプットの良い機会があるので、少しでも興味を持つ人を増やせればと思います。
2. 落語およびJazzにハマったきっかけ
きっかけはどちらも漫画ででした。
落語は「昭和元禄落語心中」1、Jazzは「Blue Giant」を読んでハマり、その取り扱うテーマへ興味がシフトしたことから聞き始めました。落語が約2年、Jazzは約半年程聞いています。2
ちなみに、落語・Jazzがテーマとなった映像作品はこのようなものがあります。私自身意識するまで気が付きませんでしたが、案外有名な作品がおおいですね。
【Jazz】
・スウィングガールズ
・坂道のアポロン3
【落語】
・タイガー&ドラゴン
・ちりとてちん4
・しゃべれどもしゃべれども
3. 共通点とその魅力
落語とジャズの共通点および魅力は2つあります。
1つは「多様性」、もう1つは「アウトプットが自由」であることです。
上記キーワードだけではよくわからないと思いますので、次で詳しく説明していきます。
多様性
ここで言う「多様性」とは、1つのジャンル内に色々な価値観をもった作品が存在していることを指します。
落語で言えば、江戸~明治・大正期に作られた古典が存在しながらも、現代の文化や慣習を取り入れた「新作/創作落語」が作られ続けていること。
Jazzで言えばスタンダードナンバーという古典と同時に「Jazz×○○」という軸で現代向けの様々な作品が生まれ続けていることがそれに当たります。
たとえば、スタンダードナンバーはこちら
皆さんのイメージしているジャズっぽさはこちらなのではないでしょうか?
- 「A列車で行こう(Take the 'A' Train)」 デイヴ・ブルーベック
そして、現代向けに生まれたJazzの一例としてのフュージョン(Jazz + ロック +ラテン音楽 + R&B + 電子音楽)がこちら
- 「We like it here」 Snarky Puppy
このような全くカテゴリが違うように見える、聞こえるものが1つのジャンル内に収まっている。
これはとても興味深いことだとおもいませんか!?
私はこのような「多様」なものが1ジャンルに一緒くたにされているこの感じがたまらなく好きなんです。
アウトプットが自由
「アウトプットが自由」であること。 これは同じ演目/曲目も演じる人によって演出が大きく変えることが許されており、演者が好きなように表現(アウトプット)できていることを指しています。
それはたとえば、おなじ「Fly Me To The Moon」という曲を聞き比べて頂けるとなんとなく理解できるのではないかと思います。
フランク・シナトラバージョン
新世紀エヴァンゲリオン EDバージョン
同じ曲なのに雰囲気や演出が違っていますよね。
私は、こういった「違いを自由に生み出すことをよし」とするこの雰囲気がとても好きなのです。5
また、それによってジャンル自体が更に多様になり、その多様さから更に自由にアウトプットが出てくるような雰囲気を感じられるのが、私にはとても魅力的に見えます。
4. まとめ
結論 : 落語・Jazzはいいぞ!皆、もっと聞こう!
私は、「多様性」があることで「アウトプットを自由」にすることが許されている落語とJazzの雰囲気が大好きです。
そしてまた、それを聞くことによって自分がそのように「多様で自由な価値観」に触れ続けられてるということがとても気持ちがよいのです。
結局何が言いたいのかというと、
落語・Jazzはいいぞ!皆、もっと聞こう!
ということです。
以上、 Everyone Outputer Advent Calender 2018 2日目の記事はこれにて終幕です。 ありがとうございました。
5.蛇足
このブログを書いている現在、第一回Everyone OutputerのLTでお話した技術同人誌の記事を同時並行で執筆しています。
文章を書くのが嫌で逃げてきた私にとってはどちらも放り投げたくなるほど辛いものの、同時にとても楽しいという謎の経験をしています。
「楽しい」と「楽」は同居しない。
真剣に何かに取り組む程楽しいけれど大変なのだということを実感し続けている状況です。
私達Everyone Outputerでは「自由なアウトプット」を応援し、その「アウトプットのハードルを下げる」活動を続けていく予定です。 皆さんの自由なアウトプットをお待ちしております!!
明日12/3のAdvent Calenderはnasrinjp1さんによる投稿です!
どうぞお楽しみに!
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漫画以外にも、アニメや実写ドラマ化されている。そして、ドラマは現在NHKにて放送中。特にアニメは90年台にアニメを見ていた人にはたまらない配役だと思うのでぜひ見ていただきたい。関智一、石田彰、山寺宏一、林原めぐみの並びは深夜アニメのクオリティではなかったですね。主題歌を椎名林檎作曲、林原めぐみが歌うというのもたまりません。↩
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落語は多い時に2~3ヶ月に1度聞きに行く位、JazzはもっぱらCDやストリーミングサービスで音源を聞く位の初心者です。↩
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漫画原作でアニメ化、実写映画化もされていたはず。原作漫画の描く「青春」や「初々しさ」は都会の波に揉まれる大人達の癒やしになると思います。オススメです。↩
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東京の江戸落語ではなく、関西の「上方落語」を描いた珍しい作品。古い大阪や京都の方言で聞く落語の心地よさを覚えた作品でした。↩
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本当は落語の例も動画等でご紹介したいのですが、なにせ1本が長くなってしまうためよいものが見つかりませんでした。ただ、落語は「名人達による同じ作品の演出の違い」というテーマで本が出版されることがある程、「自由で多様」なのです。↩