健康と働き方の模索〜社会復帰にむけたさいよわさんのもがき〜

はじめに自己紹介

Aizackという名前で2018年ごろからTwitterで活動してきました。
主にはエンジニア系コミュニティに顔を出し、イベントやコミュニティイベントの開催を手伝っていたこともあります。 仕事は客先常駐のSE、チャットサポートのアルバイトを経て、自社製品のメールサポートエンジニアなどを経験してきました。
一方で、SE時代にメンタル疾患を発症し、それを抱えながら無理して働き続け、昨年に直近の会社を辞職。
その後に腰椎ヘルニアという怪我を発症したため、仕事どころか外出もままならない状況で辛うじて生きています。

本ブログの目的

このブログの目的は以下の3つです。

  • 健康で働けている皆さんにも世の中にこんな状況でもがく変わった人間がいることを知っていただきたい
  • 私同様に、どうにもならなくてもがき意気消沈している人にも「あなただけではない」と伝えたい
  • 私なりの方法で人生を諦めず、改めて人生の充実感を掴むために生き汚く歯を食いしばっていることを誰かに知ってほしい

一寸先は闇、明日は我が身という言葉がありますが、私はこの状況になって改めてこの言葉の重みを感じています。
偶然で社会から足を踏み外しつつ、それでも生き汚くもがく「さいよわさん」こと私の状況を読んで頂いてなにかの足しになれば幸いです

注意点

当然ですが、本記事で私が描くストーリーや精神疾患の話はあくまでもn=1の個別事象です。なんらかの示唆をえられる可能性は否定しませんが、他のケースで流用できるほどの理論はございません。そこだけはご留意の上、お読みください。

私の健康状態および取り巻く環境

健康状況としては大きく2つあります。

うつ病は脳が誤作動するため、私の場合は健康なときであれば処理できることができなくなりました。食事、風呂、買い物や洗濯などの日常動作の負担・体力消費が健康時の比にならないほど大きくなりました。

また、私の場合はうつ病から関連する症状として不眠症過敏性腸症候群*1といった症状も出ています。加えて、うつ病で自分の生活が管理できなくなることで「糖尿病」も発症しました。生活習慣がめちゃくちゃになることで別の大病が発症するという状況でした。

  • 2) 2023年に患った「腰椎ヘルニア」

2023年3月に外出中に歩けなくなるほどの腰の激痛を感じ、その後に病院で「腰椎ヘルニア」と診断されました。その後約1年病院を使い分け痛み止めの注射とリハビリを進めていますが、未だ外出には杖が必要で数百mも歩くことができません。仕事に復帰するのは困難な状況のためしばらくはリハビリと治療に本腰を入れるほかないというのが主治医の見立てです。

福祉の隙間とは

私は30代男性、いわゆる労働年齢の中でもボリュームゾーンに位置する属性を持っています。一応、うつ病の病歴で精神障害者手帳の3級はとれましたが、これは他の手帳に比べて支援内容は多くはありません。

実際、うつ病とヘルニアで働けなくなった私が依頼・申請できた福祉は「生活保護」の1択です。それはうつ病とヘルニアの症状が「国の福祉基準を満たすほど重篤ではない」と判断されたためです。

一方で私の状況は

  • 自宅では寝たきりor調子が良ければ家事の一部を時間をかけながら少しずつこなすことができる

  • もちろん仕事を探すが、世の中に必要なのは「障害の有無にかかわらず健康で安定して働ける人間」であるため、応募基準を満たしておらず、仕事は見つからない

  • にもかかわらず、病院に通い健康を取り戻すためのお金(移動費や医療費)はかかり続ける

  • そして必死に公共やNPOなどの支援を探すが「高齢者」「こども」「子持ちのシングル」「女性」といったキーワードは存在するが、私のような若い男性である時点で支援の対象外であることが非常に多い

上記のような打つ手が限定されている状況ではありますが、なんとか生き残っています。

これから私はどう生きるか

ひとまず、当面の目標は現在受けている「生活保護」を通じて、自身の生活を見直す。その中でヘルニアの治療を中心に外出可能な体力をつけていくことが先決だだ考えています。

その後は、障害年金の申請を進めて一定の収入をつくりつつ、福祉サービスである就労移行支援を通じて就職活動・社会復帰を行うという方針です。 正直、数年前の元気に働いていた頃の自分から見れば人生に希望を持つのは難しい状況になってきました。ただ、エンジニアの皆さんから学んだ行動力とそこでたくさんの失敗を経験して「まぁなんとかやっていけるでしょ」と考える楽観性は、今の私が生きる支えになっています。

正直なところ、上に書いた理想の方針の通りに進んでいくのかわかりませんが、これを実現してまたエンジニアの皆さんの楽しい集まりに胸を張って参加できるようになりたいと思っています。

復帰できましたら、これまでにたくさんご迷惑をおかけした皆さんにも謝罪したいと考えていますので、それを叶えるためにも環境に負けずに生き汚くもがく所存です。

*1:私の場合は、ストレスが強くなると場所を選ばすお腹を下す症状を持っています。食事に気をつけようとも高ストレス下であればコップ1杯の水でも耐えることはできません。油物などもっての外です。