アウトプットから広がる「あなた」の世界

こちらは Everyone Outputer Advent Calendar 2018 の最終日の記事です。 adventar.org

昨日は、takochuuさんでした。 foolish.hatenablog.com

下記1文が印象的で、短い振り返りの中で充実した2018年をおくられていたことが伝わりました。

このようなアウトプットを残せて2018年はとても勉強するのが楽しいといえる年になりました。

私も上記のように勉強するのが楽しく思えるよう、2019年も精進したいと思います。
正直、今年は眼の前のことに必死で、将来楽しくおもえるための下積みという感覚が強かったので...

なんにせよ、最終日の記事を始めていこうと思います!

0.はじめに

本日は、Advent Calender最終日ということで「アウトプットを行うとどうなるのか」をアウトプットを始めたばかりの駆け出し視点で述べていこうと思います。
アウトプットを行うと何を得られるのかを述べることで、「やりたいけど迷っている」方の第一歩を踏み出す後押しができれば幸いです。

ちなみにアウトプット継続し続けた方のものは、下記のてぃーびーさん、びばさんの良記事がありますのでご参考ください。
tbpgr.hatenablog.com
qiita.com

1.アウトプットとは

アウトプットを語るのであれば、まずはそのものを定義する必要があるでしょう。
私にとってのアウトプットは「自身の感情/感覚/経験/状況を言葉にすること」です。
場所は特に限定は必要ないと考えているため、勉強会でのLTやブログである必要はないという立場です*1
つまり、上記で述べた一般的アウトプットのイメージ以外にも「日常で行う会話」「仕事中のメモ」「上司へのホウ・レン・ソウ」などもアウトプットに含むという定義です。

私のアウトプットの定義に近く、より詳細にアウトプットを定義してあるのが下記ariakiさんの記事です。 この記事を沢山の人に読んで欲しかったため、このテーマを選んだ感があります(笑 note.mu

2.アウトプットの経歴

私がアウトプットを意識するようになったのは、2018年の9月です。
その時は、客先に常駐するものの入る案件がなく。上司は案件受注のため営業にでていたため、常駐先で週の半分以上1人という状況でした。
そのような状況であったため、言葉を発する(アウトプットする)機会がめっきりと減り、自身の成長する機会が減ることに危機感を持ったのがきっかけでした。

その後、下記のようなアウトプットをはじめました。

【公でないアウトプット】

  • 自身の作業時間、タスクを管理する工夫を開始

Excelにタスクを書き出し、その作業時間を管理するようになりました。
案件に入っていないものの、上司の案件のお手伝いや技術調査など複数のタスクを依頼されていたため、何に何時間かけたか報告する必要があったためです。 これを続けていく中で、個々の作業にどれだけかかるのかを把握できるようになり、作業時間見積もりを行うことが可能なりました。

  • 後輩とのメンター面談で、彼らに役立ちそうな情報(ブログの記事や技術関連情報など)を共有

これは、単純に自身がそれまで行っていたインプット(Qiita, はてブテクノロジー)で得た知識を共有しただけでした。
ところが、共有・説明するにあたって「なぜ役立ちそう/興味もてそうなのか」をきちんと言語化しないと本人に刺さらないことがわかったため、伝え方を工夫するようになったところ、いつの間にか記事のレビューや技術解説のような形となっていました。
このような活動は本来のメンターの趣旨ではない*2のですが、時折「今日聞いた概念のリンクを共有してほしい」と言われたりすることがあり、彼らに何らかの価値が提供できているようで喜ばしい瞬間があります。
また、このような工夫を行っていることが上司に伝わり年1回の評価面談で「後輩への指導力には信用をおいている」との評価を受けることができました。

【公の場でのアウトプット】

  • Twitter
    9月からTwitterでエンジニアアカウントをフォローすることからアウトプットをはじめました。
    はじめはフォローした人の発信を読み続けていただけでしたが、仕事で学んだことや考えを色々とつぶやくようになったり、発信されたイベントに参加するようになったりすることで沢山の知り合いが増えました。
    これ以降に記載しているアウトプットは、全てTwitterでの活動から繋がったものであり、始めていなければ今の私はいないと思われます。

時々、酔っ払って「○○やりたい。」と呟いては、なんかの機会を得ているのが私ですw

  • イベントの開催&LT
    このAdvent Calenderのコミュニティ「Everyone Outputer」の運営メンバーの1人として11月19日にイベント開催+初LTを行いました。 振り返ってみるとLTもイベントも改善点が多いものになりましたが、参加者の方からのフィードバック、イベントレポートを読み、続けていきたいと強く感じました。
    everyone-outputer.connpass.com

第二回は2月に開催できるように準備を進めておりますので、続報をお待ちください。

  • ブログ
    Advent Calenderに参加するために作成したこのブログですが、これを含めて4本の記事を投稿しております。
    これまで感覚や経験の言語化、特に文章化が苦手だったため、ブログを書くことに抵抗感がありましたが、書いてみた所すぐに読者の方の反応を貰うことができ、「楽しく」なってきました。 1人でも自身の文章に反応を返してくださる人がいると、なんだか自信が湧いてきますね(笑

ちなみに、下記のように言及していただいたきました!嬉しい!!!

iwasiman.hatenablog.com

とはいえ締切駆動で書き続けるのは精神的に負担が大きいので、習慣化ができるようになることが今後の課題かもしれません。

  • 技術同人誌
    上記の作業管理・作業時間見積もりの工夫を親方さんの技術合同誌「ワンストップ見積もり本」第3章に寄稿しました。
    3週間程の間、平日・土日に関わらず経験や感覚を言語化し続けることで生まれた1章、約10Pです。
    作業時間の見積もりをどうやればよいのかわからなかった過去の自分自身に役立つ内容にできた自信はあります。

上記、合同誌は2018年冬コミの2日目、3日目に頒布されるとのことですので、参加される方はお手にとって頂ければ幸いです。
湊川あいさんの絵が表紙となっており、見積もりをキーワードに全20章+付録の盛り沢山の内容となっています。
note.mu

3.そこから広がった「私」の世界

アウトプットを意識し始め行動に移してから、「私」の世界は大きく広がりました。
業務における工夫が業務効率の向上や評価につながり、そこで学んだことを基に公の場でのアウトプットに繋がったのです。

公の場でアウトプットをし続けたことで、知り合いが増え、イベント・コミュニティを知る機会が増え、そのことから様々なチャンスを得ることができました*3

運の良いことにTwitterには、私のようにアウトプットをして世界を広げた人が沢山います。
また、そこでの経験を基にアウトプットをしたい人の背中を押して応援してあげたい人も沢山います。
もし、アウトプットをしたくて迷っている人がいれば、「やりたい」と一言つぶやいてみてください。

「あなた」の世界が広がるかもしれませんよ。

*1:多数の視点でのフィードバックがほしい、締切駆動でアウトプットをするように自身を追い込みたいという場合においては、公の場を借りてアウトプットすることが良いと思います。要は、「アウトプットの目的により、それを出す場所は変わる」という意見であるだけなのです。

*2:メンターの趣旨は、メンティーである後輩の「悩み」や「困りごと」を聞いてあげること。アドバイスや知識の共有はあくまでも副産物。

*3:具体的なチャンスを得たストーリーはこのエントリーをご覧ください。 https://blog.hatena.ne.jp/Aizack/aizack.hatenablog.com/edit?entry=10257846132680833154 aizack.hatenablog.com